アメリカの教育制度

皆さんこんにちは、ライターのりょうです。秋学期に私が連載する記事は、欧米諸国の教育についてです。ヨーロッパやアメリカの教育制度は、日本と違うところがいっぱいあるので、細かく、かつわかりやすくお伝えできたらいいなと思っています。第一回目は、アメリカの学校制度についてです。

 

 さて、アメリカを知る前に日本の教育制度を振り返ってみましょう。日本ではすべての地域において小学校、中学校、高校と進み、6年-3年-3年の教育をすることが基本になっています。そのうち、小学校の6年と中学校の3年の計9年間が義務教育に当てはまります。

一方、アメリカでは国全体で統一されているわけではなく、州や地方区分によって大きく異なっており、8年-4年、6年-3年-3年、6年-6年、5年-3年-4年などの多くのパターンがあります。さらに、義務教育の長さも州によって違っています。例えば、開始年齢が5歳の州もあれば、8歳の州もあり、3年の差が生まれてきます。また、修了年齢も15歳から18歳と、同じく3年の差があります。つまり、最も長い州では5歳から18歳の13年間を義務教育と定めています。

アメリカの教育は、基本的には小学校(elementary school)から始まります。多くの学校は6年間を小学校としていますが、地域によって違ってきます。アメリカの教育を語るうえで欠かせないのが「飛び級」という制度です。飛び級は、「アイオワ早修尺度」という基準によって判断され、各方面から総合的に審査されます。飛び級と聞いて学年があがることを想像する人が多いと思いますが、その実、学年をそのものを上げる子供はあまりいません。多くの場合は得意教科のみを上のクラスで受けることになります。

 中等教育は大きく前期と後期に分かれており、下級高等学校(junior high school)と高等学校(high school)と呼ばれます。日本と比較した時に特徴的なのは、アメリカの中等教育において、数学が重要視されていないことです。アメリカの高校生の高校卒業時の数学能力は、日本の中学生と同等のレベルしかないそうです。

https_www.jil.go.jp
画像出典:https://www.jil.go.jp

なによりも日本と大きく違う点は、入学試験がないことです。アメリカでは高校に入学する際にも入学試験はありません。さらに、大学入試試験も存在せず、「SAT」と呼ばれる大学入学適正試験などのスコアと、学業成績やクラブ活動、ボランティア活動の記録などを学校に送ることで合否の判定をします。

このように入学時は日本ほど厳しくはないのですが、卒業するのが大変であることは有名です。よく「日本の大学は入るのが難しいが、出るのは簡単。逆に、アメリカの大学は入るのは簡単だが、出るのが難しい」という類の言葉を目にすることがありますが、それはまさしく言いえて妙。4年制大学に入学した約4割の大学生が、6年以内に卒業できないそうです。卒業が難しいからこそ、高度な能力を得られ、世界の大学ランキングの上位をキープできるのですね。

アメリカの大学入学前の高校生は、入学試験がないため、まったくといっていいほど勉強をしないそうです。しかし、大学生になると一転して、毎日の勉強が欠かせなくなります。連日多くの宿題が出され、宿題をやってこないと授業についていけなくなるので学生はみんな必死に勉強します。東海大学では、アメリカのように多くの宿題が出されることはないので、アメリカに比べると楽と感じる人が多い野ではないでしょうか。

以上がアメリカの学校教育制度になります。日本とアメリカでは、重要視している点が違っているため、入学試験などに大きな差が生まれてしまうのですね。皆さんはどちらの国の学校に行きたいですか?

次回はイギリスの教育制度についてです。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中