ヨーロッパ実地研修レポート part1

8月30日から9月10日までの12日間にわたって、イタリアのフィレンツェ・ミラノ、フランスのパリに行ってきました。今回のテーマは「ダ・ヴィンチと遠近法」だったので、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれ、活躍し、亡くなった場所を順番に見て回りました。内容がとても濃かったので一部になってしまいますが、紹介したいと思います。

研修2日目はフィレンツェのウフィツィ美術館に行きました。この美術館ではガイドさんがテーマに沿った美術品のガイドをしてくださり、有名な《ヴィーナスの誕生》《春》を間近で見ることができました。ウフィツィ美術館の見学のあと、希望者でサンマルコ美術館に行きました。サンマルコ美術館にはフラ・アンジェリコの《受胎告知》があります。この作品はフレスコ画で描かれており、修道士の部屋に向かう階段をのぼると目の前に現れるので圧倒されました。フラ・アンジェリコは優しい色を使っていて、ほかの《受胎告知》よりも柔らかい雰囲気が感じられました。

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《受胎告知》

研修3日目はピサ研修のあと、レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれたヴィンチ村に行きました。レオナルド・ダ・ヴィンチとは「ヴィンチ村で生まれたレオナルド」という意味です。ヴィンチ村にはレオナルドの博物館があり、レオナルドが設計したものを実際に作った模型が展示されていました。博物館の屋上は上れるようになっていて、ヴィンチ村を見渡すことができました。

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ヴィンチ村風景

研修4日目は終日自由研修でしたが、希望者は郊外のアレッツォに連れて行ってもらいました。サン・フランチェスコ教会という教会があり、教会の中にはピエロ・デッラ・フランチェスカの《聖十字架伝説》が描かれています。これはキリストが磔刑に処されるときに使われた十字架のお話です。アレッツォは、フィレンツェから1時間ほど電車で移動したところにあるので、ぜひ機会があれば行って見てください!

この日は、運よく「馬上祭り」という祭りの開催日でした。しかし祭り自体は見ることができず、会場の写真だけ撮りました。騎士たちの服装がとてもかっこよかったです!

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馬上祭り会場

研修5日目はフィレンツェからミラノへの移動日でしたが、朝早くにフィレンツェ中心部にあるドゥオーモへ。クーポラと呼ばれる丸屋根は完全予約制でのぼることができなかったので、ジョットの鐘楼にのぼりました。400段以上の階段をのぼらなければいけませんが、頂上からの眺めは最高。世界遺産でもあるフィレンツェ歴史地区の街並みをクーポラと同時に眺めることができました。

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ドゥオーモ

研修6日目はイタリア最大のゴシック建築のドゥオーモへ。ここでも屋上にのぼることができ、エレベーターか歩きで行くことができます。エレベーターだと余分にお金がかかるので、私たちは歩きで行きました。屋上にあがると、中央の一番高い塔の上に《マドンニーナ》と呼ばれる黄金のマリア像があります。テラスから見ると小さく見えるのですが、黄金が日に当たりきらきらと輝いていたので存在感がありました。

サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会にも行きました。ここは祭壇のだまし絵が有名な教会です。正面から見ると奥まで続いている祭壇に見えますが、近づいて横から見てみると奥行きがほとんどありません。この驚きは多くの人に体験してもらいたいと思うほど衝撃的でした。

そしてレオナルド・ダ・ヴィンチの作品として欠かせない《最後の晩餐》は7日目に行きました。《最後の晩餐》があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の見た目はすごく地味で、本当に《最後の晩餐》がある場所なのかと疑いましたが、1回に入場できる人数は30人ずつで15分間のみ、集合時間に遅れたら入場できないという厳重体制でした。キリストと同じ皿を触ろうとしている裏切り者のユダの描写は、この写真だとよく見ることができませんが、実物でははっきりと見ることができました。思っていたよりも中が広かったのですが、さらに遠近法により奥行きが感じられました。

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《最後の晩餐》

8日目はミラノからパリへ移動し、パリ到着後にバスでパリ研修を行いました。

9日目にロワール川の古城研修があり、アンボワーズ城、クロリュセ城、シュノンソー城を見て回りました。クロリュセ城にもレオナルドが設計した模型があり、いくつかのものは等身大で作られていて、実際に動かすことができます。私も友達と体験してきましたが、思いの外かなりの重労働でした。

10日目はルーブル美術館の見学でした。ルーブル美術館はとても広く作品数が多いため、すべての作品をじっくり見るのであれば3か月はかかるとガイドさんに言われました。ルーブル美術館内で最も有名な作品といえば《モナ・リザ》です。《モナ・リザ》は防弾ガラスで守られ、15mほど離れた位置からしか見ることができませんでしたが、不思議な雰囲気を持つモナ・リザの空気感を味わうことができました。

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《モナ・リザ》

怒涛の12日間でしたが、とても充実していました。普通の観光ではいけないようなヴィンチ村やアレッツォにも行くことができ、貴重な体験をさせていただきました。私は初めて海外に行ったのですが、街の人たちの人柄や空気感が日本とは全く違い、改めて文化の違いに触れ、学ぶことができました。皆さんも機会があれば海外に行きいろいろな経験をしてみてください。きっと得られるものがあると思います。

以上、ヨーロッパ実地研修の体験記でした。

(S,M)

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