ロシア教育制度

皆さんこんにちは、ライターのりょうです。私が連載している記事は欧米諸国の教育制度についてです。第5回目はロシアの教育制度についてです。大国ロシアを支えている教育はどんなものになっているのか見ていきましょう。

 

 

これ
画像出典:http.//www.bunkyo.ac.jp

 

ロシアの義務教育は6歳から17歳までの11年間と定められています。ロシアのほとんどの国公立学校が11年間の一貫教育を行っており、1~4年生の初等普通教育、5~9年生の基礎普通教育、10.11年生の中等(完全)普通教育に分かれています。

 

一貫教育を行っていない学校もいくつか存在します。初等教育段階と定めている1~9年生までの基礎普通教育学校のほかに、5~11学年のみ、10.11学年のみの学校があります。他にも、スポーツや外国語、芸術などの特定の分野に特化した教育を行う学校や学級があります。

 

1年生の時には集中力が続かないことを考慮し、35分という短い時間しか授業を行いませんが、学年を経るうちに少しずつ授業時間を延ばして、最終的に45分の授業を行います。

 

5~11学年のみの学校は、「リツェイ」や「ギムナジウム」と呼ばれた18~19世紀にあった貴族階級が通う学校の名称が英才教育を行う学校として復活しています。現在でもエリート教育を行っている学校の多くは5~11学年のみで構成されています。

 

ロシアの学校は、セキュリティにおいてかなり厳重な体制をとっています。2004年に北オセチア共和国ベスラン市で、テロリストたちが学校に立てこもるという事件が起こってから、セキュリティが強化されました。日本のようなガラスで出来た玄関ではなく、木製の頑丈な扉になっていて、入るとすぐに警備員のおじさんが迎えてくれます。このように不審者が入ってきたらすぐにわかるシステムになっています。

 

9年生の終わりには必ず国家修了試験ギアを受けることが義務付けられています。これに合格したものが基礎普通教育を修了したということで、その後の進路を決定することになります。合格した15%は「テフクニウム」「カレッジ」「職業リツェイ」と呼ばれる中等職業訓練教育機関に進学します。他の85%は中等普通教育を続けて受けます。職業訓練教育機関に通う学生であっても中等教育と同じものを受けることは出来るので、義務教育で学ぶべきことはすべて学ぶことが出来ます。

 

11学年の最後には国家試験と大学入試試験をかねた試験(イェーゲェ)が実施されます。この統一試験に合格することで、大学への入学資格が得られます。大学入試試験は筆記試験と口述試験の二つで行われます。ロシアの口述試験は点数の多くの割合を占め、難易度も非常に高く設定されています。用意された箱からくじを引いて、そこに書かれた問題に対して口述で解答するという方法が取られています。

 

ロシアが非常に広大な国土を持っているのは有名ですが、大学は1000校程度しかありません。日本の大学数が750校ほどであることから比べると少ないように感じます。国土が45倍もあるのに大学の数はそこまで差がないというのは日本に大学が多いからでしょうか?

 

そのため、必ずしも通うことが出来る距離に大学があるとは限らないので、通信教育制度が整っている大学が多くあります。通信教育の良いところは、時間に拘束されることがないため、学習することに真剣に取り組む学生が多くいることです。

 

大学に入学した学生は必ず第1外国語の履修が必須になっていて、専攻する学科によっては第2、3外国語の履修も義務付けられることになります。最近では英語教育に力を入れていることもあり、第1外国語で人気なのは英語ですが、第2外国語によく選ばれるのはドイツ語のようです。

 

広大な国土を有するロシアは、外国語を話す機会があまりないこともあり、英語あまり通じないこともあり、ロシアに旅行に行く際は多少なりともロシア語の勉強をしていくことをお勧めします。

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